TRIAX TOUCH
頭部損傷基準値測定装置(HIC1000)
仕様SPEC
Eミサイル(ヘッドフォーム) | 半球状、4.6kg±0.05kg、直径160㎜±5㎜ |
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三軸加速度センサ | 定格容量:500G、耐衝撃加速度:1000G |
最大落下高さ | 約3.75m オプションで4.2mまで拡張可 |
落下方法 | 電磁リリース式 |
データ記録試験数 | 1000回(マイクロSDカード1枚当たり) |
PCへのデータ転送 | マイクロSDカード |
PC用ソフトウェア | 測定データを改ざんできない形で保管 |
オプション | 玉砂利対応加速度センサ |
- 高速・衝撃試験
- Alpha Automation社 HIC測定装置
製品写真PHOTOS
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ワイヤレスのタブレット型コントローラ
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関連試験機
ブランコHIC衝撃試験機:ASTM F1487、En1176-2、AS4685-6 -
関連試験機
「A」ミサイルシステム:ASTM F355-16
サッカー、ラグビー、アメリカン・フットボール用
製品の解説DESCRPTION
頭部損傷基準(Head Injury Criteria:HIC)とは、頭部に打撃を受けたときの衝撃力(安全性)を評価する指標で、緩衝材の性能評価に使用します。公園、グラウンド、芝生、歩道、プールサイド、体育館、遊戯施設の床等に転落・転倒した際の安全性を評価します。ASTM-F1292-18及びEN-1177等の公定法に準拠した国際的な標準規格です。1988年以来技術開発を続けてきましたので、Triaxシリーズはフィールドとラボで統一性のある試験を行います。
わが国でも児童公園や遊園地等の遊具広場「プレイグラウンド」でのゴムチップ舗装が普及してきましたが、そうした弾性舗装の性能評価に普及して参りました(米軍施設内の遊具工事を請負う際にも有利です)。さらに近年はスポーツ施設の安全性も重視されてきており、サッカー、ラグビー、アメリカン・フットボール等の芝生(人工芝も含む)の競技場の評価にも使用します。
TRIAX TOUCHはその測定システムの最終進化形です。Eミサイル・システムでは人体頭部をモデルとした半球状のEミサイル(センサ、ヘッドフォーム)を測定面に落下させ、内部に組み込まれた三軸加速度センサで衝撃加速度を計測し、測定面のHIC値を計算しています。
操作法はとても簡単で、付属の三脚を組立ててEミサイルを任意の高さに磁石で吊るし、コントローラからの操作で電磁的にEミサイルを切離し自由落下させます。三軸加速度センサで計測された衝撃加速度をコントローラで自動解析して衝撃波形とHIC値を表示し、コントローラのマイクロSDカードに保存します。SDカードからPCへ転送し閲覧しますが、専用形式で保存しますのでデータを改ざんすることはできません。
旧型では試験機の落下部を含む各部を結んでいたケーブルが、現在はワイヤレス接続になり、現場での組立てが迅速になりました。ケーブル接続の旧型機をTOUCHにアップグレードすることもできます。また、三脚無しでも販売しますので、手持ち試験(EN)や実験室に固定的に設置する場合にご利用ください。
ご注意:ASTMガイドラインによると、2年ごとの校正が必要です。